パニック障害でもディズニーは楽しめる!安心材料を増やして成功体験を

ミッキーバルーン

パニック障害があっても楽しめる!ディズニーランド&ディズニーシーを心から楽しむためのヒントを紹介します。障がいのある人が利用できるサービスDASについても解説。安心材料を増やしてディズニーを楽しんで来てくださいね!


目次

パニック障害でもディズニーは楽しめる!その理由とは?

mimico
こんにちは!パニック障害歴15年のみみこです 

20歳のときに、パニック発作を起こしたのをきっかけに、大好きなディズニーと疎遠に。一時は外出も難しかったけれど、いまでは子どもと一緒にディズニーを楽しめるまでに寛解したママです。

とはいえ、まだまだ長時間は並べなかったり、端っこの席じゃないとソワソワ緊張してしまったり・・・。

・パレードは端っこを確保
・調子の良いときはアトラクションに並ぶ
・不安感が強いときはDASを利用する

とメリハリを付けてマイペースに楽しんでいます。

ここからは、パニック障害など不安を抱える人でも、ディズニーで安心して過ごす方法について紹介します。

「障がいのある方向け」パスポートを購入

ディズニーの入園パスポート(チケット)は、障がい者のある方向けのものを購入しましょう。

ただし、このパスポートを購入するには条件があります。

・下記いずれかの証明書(原本または障がい者手帳アプリ)をお持ちの方

 身体障害者手帳精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)、被爆者健康手帳、戦傷病者手帳、障害福祉サービス利用のための各種受給者証

 ※海外在住の方は、上記に準ずる証明書をご提示ください。

引用:【公式】【障がいのある方向けのチケット】使用できるのはどのような…|パークチケット|よくあるご質問|東京ディズニーリゾート
mimico
なんやらややこしい!

特に気になるのが、「障害福祉サービス利用のための各種受給者証」

各種受給者証とは・・・?

気になってディズニーに問い合わせたところ

「発行している自治体が、障害福祉サービス利用のための受給者証としている場合はOKです。」

との回答をいただきました。

自分が持っているものが該当するかどうかは各自、自治体に問い合わせをとのこと。

結論としては、パニック障害や鬱病などの方が保有している

「自立支援医療受給者証」も対象になります!

アプリなどで、「障がいのある方向け」パスポートを購入を購入したら、当日は受給者証の原本も持参するようにしましょう。

なお、「障がいのある方向け」パスポートは、同伴者1名分まで購入が可能です。

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健康な大人はもちろん、子どものチケットも対象だよ!


列に並ばなくて良い!DASを活用

DAS(ディスアビリティアクセスサービス)とは、障害者手帳などを所有していて、長時間列に並ぶのが困難な人向けに行われているサービスです。

パニック障害を抱えていると、途中で抜けることが難しい長い列に長時間並ぶのは難しいですよね。

たとえ我慢して並べたとしても、心臓バクバク・汗かきまくり・不安感が強い・お腹痛い・・・などの症状があったら、楽しむためのアトラクションも苦痛でしかなくなってしまいます。

ディズニーはみんなが楽しんで良い場所!

「並ばないなんて申し訳ない」という気持ちをいだくこともあるけれど、パニック障害の人は適正に受けられるサービスなので、しっかり利用しましょう!

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私も最初は申し訳ないが強くて申請できずにいました💦
今はその日の体調によって、待ち時間の長いものだけ利用しているよ!

とはいえ、

並ばなくていい=待ち時間が0 ということではありません。

例えば、60分待ちのアトラクションの場合。

「グループ全員60分間はどこかで待っていて良いですよ」というサービス。

指定時間に戻ればOKなので、それまでの間は座って休んでいたり、お土産を見たり、ご飯を食べたり、自由に過ごしていられます。

ただし、出来ないことが1つだけ!

待ち時間の間、空いている別のアトラクションに乗るのはNG

2つ目のDASの申請が出来ないのはもちろんのこと

「5分待ちだったから他のアトラクションに乗ってきた〜」もNGです!

DASという有難いサービスを今後も継続してもらうためにも、ルールはしっかりと守りましょうね。

mimico
適正な利用こそがサービスの存続を決めるのだ!


DASの利用方法

DASを利用したいときは以下の手順で利用申請します。

ただし、DASの利用において、知的障害・精神障害・身体障害発達障害のいずれかに当てはまる場合、
「健常者の同伴」が必要です。(※参考1)

1人での利用などは出来ないので注意しましょう。

健常者に年齢制限はないため、子どもでも大丈夫ですが、いざというときにサポートできることが求められます。

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「絶対にこうでないとダメ」という決まりはないようなので、キャストさんに相談してみよう!

<必要なもの>

  • 障がい者用パスポート
  • 障がい者手帳・自立支援受給者証などの原本
  • グループ全員のパスポート(チケット)

<利用申請の流れ>

1.乗りたいアトラクションにグループ全員で行く

2.キャストさんにDASを利用したい旨を伝える

3.本人の障がい者パスポート・自立支援受給者証などの原本を見せる

4.(初回のみ)キャストさんに申請者本人の顔写真を撮ってもらう

5.グループ全員分のパスポートを読み込んでもらう

すると、アプリ内に待ち時間後に使えるQRコードが生成されます。

指定の時間まで自由に過ごしましょう。

なお、アトラクションによっては乗車前にちょっとした見せ物(プレショー)があったり、少しだけ並ぶ(5〜15分ほど)ことがあります。

ここもスキップしたい場合は、申請時にキャストさんに伝えましょう。

待ち時間にスキップする箇所をプラスした時間分でのQRコードを生成してくれます。

<利用時の流れ>

1.アプリのQRコードを開いておく

2.キャストさんにDASの乗車時間になったことを伝える

(プライオリティパス対象アトラクションであれば、そのままQRリーダーに読ませるだけでOK)

初めて使用する際は、勝手がわからず戸惑ってしまいがち。

だけど、意外とみなさん使っているサービスなので、自信を持って使って大丈夫ですよ!

参考1:【公式】同伴について | 東京ディズニーリゾート
参考2:【公式】【ディスアビリティアクセスサービス】どうしたら利用できま…|アトラクション|よくあるご質問|東京ディズニーリゾート


パニック障害が安心してディズニーを楽しむための3ポイント

パニック障害を抱えた人がディズニーで充実した1日を過ごすためには、少しでも不安材料を減らしておくことが大切!

パークの予定を立てる際に意識したい3つのポイントを紹介します。

1.平日の空いている時間帯に行く

人混みはパニック発作の誘発や予期不安を感じさせることがあります。

そのため、可能な限り人混みの少ない平日の空いている時間帯を選んでディズニーに行くのがおすすめです。

平日なら待ち時間も少なく、アトラクションにもたくさん乗ることができますよ!

パスポートの価格も平日の方が安く設定されていることがほとんどなので、なるべく平日におでかけしましょう。

グッズ発売日やイベント初日・前日・最終日は要注意!

平日でも混雑する日があります。

●グッズ発売日・・・グッズ目当てで多くの人が来園
●イベント初日・前日・最終日・・・パレード目当てで多くの人が来園

「イベント前日も?」と疑問に感じる人もいることでしょう。

イベント前日は「スニーク」と言って、メディア公開用にショーなどが行われるのが通例となっています。

誰よりも早くパレードが見られるとだけあって、パレードルートは多くの人で賑わうので、注意しましょう。

2.信頼できる人と一緒に行く

ディズニーに行く際には、信頼できる付き添いの人と一緒に行くようにしましょう。

付き添いの人は、あなたの障害に理解があり、発作時に適切な対応ができる人であることが重要!

mimico
信頼できる人と一緒に行こう!

「こういうときは、こうして欲しい」
「薬はここにしまってある」

など、あらかじめ伝えておくことで、必要なときに必要なサポートをしてもらえるように整えます。

苦手な乗り物や場所があるときは、その情報も伝えておくことで当日スムーズに過ごせるでしょう。

3.事前に遊びたい場所をチェックする

ディズニーに行く前は、アトラクションの内容や所要時間をあらかじめインターネットで調べておきましょう。

挑戦したい乗り物、見たい場所が決まったら、大まかにで良いので回る順番を決めておくと、スムーズにディズニーを楽しむことができます。

これは性格によりますが、詳細な時間までは決めなくてOK!入園したら、右回り・左回りのどちらで行くかだけでも決めておくとよいでしょう。

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休憩スポットやトイレの場所を把握しておくと、より安心だよ!

4.動きやすい靴・過ごしやすい服装で行く

ディズニーでは普段よりも多く歩くことがほとんどです。

慣れない場所での靴ずれや疲れは、体調不良に繋がる可能性があるので、履き慣れた動きやすい靴で行くようにしましょう。

また、服装に関してもゆったりとした動きやすいスタイルで行くのがおすすめ!

締め付け感があると、不調を感じたときに辛くなってしまうもの。暑さや寒さ調整ができるように、カーディガンなどの上着もあるとより安心です。


パニック障害が安心してディズニーを楽しむための持ち物

ドナパルエントランス
ドナパルエントランス

パニック障害などの不安を抱える人が、ディズニーランドやディズニーシーで心配を減らして楽しむためには、以下の持ち物を持っていると安心です。

1.お薬を持参する

処方されたお薬を持っていきましょう!

といっても、パニック障害などの症状がある人はいつも持ち歩いていることが多いですよね。

ディズニーに持参する薬は気持ち多めに持参していくと安心です。

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私の場合は、すぐに出せる場所に1つ。鞄の中に1つ、と分けて入れているよ!

一緒に行く人にも薬の場所を教えておくと、いざというとき素早い対処をしてもらえます。

飲み慣れたお薬を持っているだけで、安心感は各段にUP!

また、当日は頑張りすぎずに薬に頼ることも視野に入れて行動できると安心です。

もちろん、入園前にお薬を飲んでおくことで、予期不安を軽減するのも効果的。

深呼吸してリラックスした状態で臨みましょう!

2.水分を持参する

薬を持っていても水分がないと飲めないことも。

近年は、水なしで服用できるOD錠などもありますが、口の中に薬の成分があると、不快感が増してしまうことも。

また、水分を持参していないと、レジに並んだり自販機を探したり、時間がかかってしまう可能性があります。

普段から飲みなれている飲み物があるだけで、気持ちは落ち着くもの。

小さな水筒でもよいので、持参しておくと安心です。

出典:OD錠を服用される患者さんへ|東和薬品

3.安心するアイテムを持ち歩く

ディズニーで待ち時間や不安を感じたとき用に、気を紛らわせるアイテムを用意しておくこともポイントです。

・ガム
・飴
・音楽(イヤホン)
・携帯ゲーム
・好きな匂いの香水・アロマ
・肌触りの良いぬいぐるみ・タオル

など

自分が「これがあると安心」と感じられるアイテムを持ち歩くと、心を落ち着かせる効果があります。

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荷物が重くなってしまったらコインロッカーに入れておくことも検討できるので、迷ったら持っていくのがおすすめ!

アトラクションに乗らずにディズニーを楽しむなら

ディズニーはアトラクションに乗らなくても十分に楽しめます。

並ぶことが難しい、乗り物に乗るのが苦手という人は、こんな楽しみ方をしてみるのはいかがでしょうか?

パレード・ショーを鑑賞する

ディズニーでは、ランド・シーともに1日に1〜2回、パークの中央でパレードやショーが開催されます。

ランドでは、シンデレラ城を中心にして大通りをたくさんのキャラクターがパレードします。
シーでは、メディテレーニアンハーバー(海)にて、キャラクターが船に乗って登場してショーを行ってくれます。

レジャーシートを敷いて鑑賞することも可能ですが、直前に出向いて立ち見することも可能。

もちろん、歩きながら横目に鑑賞する程度でも楽しめます。

自分の希望や症状にあった楽しみ方で鑑賞してみましょう!

ステージショーはエントリー(抽選)が必要

ランド・シーにて、ステージを用いて行われるショーは、見るためにエントリー(抽選)が必要です。

アプリ内のエントリー機能を利用して、抽選を行い、当選した人のみが鑑賞できます。
(※一部、先着順で自由席を設けていることも)

抽選は座席指定になるので、席を選ぶことはできません。車イス利用の方はキャストさんに相談してみましょう。

2024年5月現在、エントリーが必要なショーは以下の通りです。

<ランド>
・マジカルミュージックワールド
・クラブマウスビート
・ジャンボリーミッキー

<シー>
・ビックバンドビート
・ジャンボリーミッキー

ジャンボリーミッキーは立ち見が可能

抽選(エントリー)が必要なステージショーですが、

ランド・シー共に、ジャンボリーミッキーだけは、外れてしまっても会場の外から立ち見することができます。

最後まで見られるか不安な人は、立ち見を利用するのがおすすめ。開催時間は20分です。

グルメを楽しむ

ディズニーでは、通年で販売されている定番グルメ季節限定で販売されるグルメとの2パターンがあります。

どれも写真映えするかわいい見た目、そして味もおいしい!と好評なので、

景色と音楽を楽しみながら、食べ歩き~なんて楽しみ方もおすすめです。

花・樹など植物を楽しむ

お花とアクアスフィア
お花とアクアスフィア

植物専用のキャストさんがいるほど、ディズニーは季節の草花にこだわりがあることをご存知ですか?

色とりどりに並んだかわいらしいお花

エリアのテーマに合わせて植えられた珍しい植物

夜になると花を咲かせることもあるサボテン

キャベツや大根など、お野菜が植えられているところも!

カメラを片手にゆっくりとお散歩してみるのも、楽しいかもしれませんよ♪

パニック障害でも充実したディズニーは過ごせる!

パニック障害になると、並べない・不安感が強い等の症状から、ディズニーに行くことを敬遠してしまう人は多いでしょう。

でも、CMを見たり、友達の楽しい投稿を見たりしているうちに「私も行けるようになりたい!」と感じはじめることがあるはずです。

慣れないところに行くのはもちろん、人混みに行くことにも抵抗を感じることがあるかもしれません。

それでも「行ってみたい!」と前向きに感じられたことは素敵なこと♪

その気持ちが大きくなったら、安心材料をたくさん増やして、出かけてみましょう!

みんなが心から楽しめる場所がディズニー。少しでもあなたの旅のお役に立てていたら幸いです。


ミッキーバルーン

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この記事を書いた人

パニック障害持ちのママ

ディズニー・首都圏の情報を発信中♪
知っているだけで外出の不安が一気に減る!
障害者ならではの視点で安心材料をお届けします♡

急に吐き気がしたり、外食ができなくなったり、
電車に乗るのが怖くなったり、ソワソワしたり。
今でも時々あるけど、寛解してきて楽しく生活中!

同じ症状に悩む人が、外出できるヒントになればうれしいです♡

強迫性障害・不安障害・過敏性腸症候群

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