パニック障害・不安障害が安心してディズニーを楽しむコツ

パニック障害や不安障害を抱えていても「ディズニーに行きたい!」

まずは前向きにそう思ったあなたに大きな拍手を送ります!!!

でも、人が多かったり、音が大きかったり、待ち時間が長かったりなど、さまざまな不安がつきまといますよね。

でも、事前の準備をしっかり整えれば、ディズニーを安心して楽しむことができます

パニック障害などの不安障害を持つ人がディズニーを楽しむためのポイントを紹介します!

目次

ディズニーを楽しむには事前準備が重要!

不安障害のある人がディズニーを楽しめるか否かは、事前準備がポイント!

①絶対に行きたい場所・アトラクションを1〜2個決める
②乗るのを避けたいアトラクションを決めておく
③休憩できる場所や救護室をリサーチ
④安心できるものを持って行く

これらをしっかりと準備・リサーチすることで、楽しめるかどうかが大きく変わってきます。

特に「いざというときのための持ち物」

そして「自分を落ち着かせる方法を把握しておくこと」が重要です。

ディズニーは広くて人が多い分、発作の不安や不調を感じることがあるかもしれません。

そんなときに備えて持っておくと便利なアイテムや対策についてもご紹介します。

①絶対に行きたい場所・アトラクションを1〜2個決める

これは、不安障害の有無に関係なく、全員におすすめしていること!

当日の混雑状況などにより、やりたいことが全てできるとは限らないのがディズニー。

自分のやりたいこと、行きたい場所の優先順位を決めておきましょう。

たとえば、

・ミッキーに会って写真を撮る
・〇〇で売っている△△を食べる
・昼のパレードを座って見る

など、やりたいことを複数上げ、優先順位の高いものが、1〜2個希望が叶えばOK!

という感覚でいることが大切です。

すべての希望を完璧に叶えるのは、通い慣れている人でも難しいので、この部分での完璧主義はやめておきましょう♪

②乗るのを避けたいアトラクションを決めておく

自分の苦手なことは、あらかじめ外しておくと、行動に無駄が生まれず効率的に周ることができます。

絶叫系が苦手なので、このエリアには行かない
・〇と△は酔いやすいアトラクションだから乗らない
シアターが苦手だから〇〇というショーは見ない

など、あらかじめチェックしておきましょう。

「乗れるかな?どうかな?」と迷う時間もなくなるほか、「そのエリアには行かない」と決めることで疲れにくく、効率的に周れるようになります。

どんなに健康で元気な人でも『1日で全部のエリアに行って、全部の乗り物に乗る』というのは不可能です。

ここは潔く決めておきましょう!

私は座席の選べないシアター系が苦手だったので、ショーは諦めていた時期もありました!

③休憩できる場所や救護室をリサーチ

静かに休める場所を探しておいたり、いざというときの救護室を把握しておくことも大切です。

急に不安に襲われてしまったときの安心感にも繋がりますよ!

<救護室の場所>
・ディズニーランド:入ってすぐのアーケード「ワールドバザール」から「カリブの海賊」方面へ向かう途中
・ディズニーシー:中央のハーバーを正面に右手、小さなワゴンと階段の傍。

園内には至るところにベンチが設置されています。

レストランも予約がいらないお店がほとんどなので、基本的に座る場所に困ることはありません。④持っていく荷物

④安心できるものを持って行く

『自分が安心できる物』も忘れずに持って行くようにしましょう!

・薬
・緊急時のメモ
・アメやガム、グミなど
・いつも飲んでいるお茶
・肌触りの良いタオル
・好きな香りのエッセンシャルオイル
・マスク
・イヤホン
・ストレスボール
・小さなパズル
・自分にとってのお守りグッズ

など、心が安心する・気持ちが落ち着くものを持って行きましょう。

私は食事の前後に精神的に吐き気があるので、黒いビニール袋を持ち歩いています。
また、急な貧血を感じることもあるので、鉄分サプリも持ち歩いています。(即効性はないけれど、気分的に落ち着くので)

ディズニーでのスケジュールは「無理なくゆっくり」を意識しよう

不安障害を抱えていると、時間に追われたり、長時間行動することがストレスになることがあります。

ディズニーでのスケジュールは、無理のない範囲で余裕を持って組むようにしましょう!

午前中にゆっくりと出発する

朝の混雑が気になる場合は、少し時間をずらして午前中に出発するのがおすすめです。

開園1時間を超えると、エントランスの待ち列はなくなってきます。

また、午後からゆっくりとディズニーに向かうのもおすすめ!

午後の時間はエントランスでキャラクターがグリーティングをしていることが多いので、園内に入ってすぐに楽しい気持ちになれるはずです♪

アトラクションの利用は「PP(プライオリティパス)」や「DAS(ディスアビリティアクセスサービス)」を活用

不安障害を抱えていると、途中で抜け出すことが容易ではない長時間の列に並ぶのは不安や緊張を覚えることがあります。

その場合は、「PP(プライオリティパス)」「DAS(ディスアビリティアクセスサービス)」を積極的に活用しましょう。

<PP(プライオリティパス)> 正式名称:40周年プライオリティパス

アプリから時間予約しておくことで、少ない待ち時間でアトラクションを利用することができます。
このときの待ち時間は5~10分がほとんど。

対象アトラクションは限られているので、事前に確認しておきましょう。

出典:【公式】東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス | 東京ディズニーランド

DAS(ディスアビリティアクセスサービス)

障害者手帳や自立支援受給者証などを保有する方限定で、待ち時間を列に並ぶのではなく、外で待てるシステム。ほぼ全てのアトラクションで利用可能。

DASについてはこちらの記事で紹介しています。

あわせて読みたい
ディズニーのDAS徹底ガイド!使い方と申請方法、注意点を解説 障害者手帳や自立支援医療受給者証をお持ちの方必見! ディズニーのアトラクションを列に並ぶことなく楽しめる「DAS(ディスアビリティアクセスサービス)」についてご紹介します。 子どもはもちろん、大人も利用が可能!拘束感が苦手な人にこそ、上手に使って欲しいサービスです。 具体的な利用方法や注意点を、実際に利用した経験から詳しく解説します。 素敵なディズニー体験を楽しんでくださいね♪

これらのサービスをうまく活用することで、長時間待機列で並ぶことなく、アトラクションが楽しめます。

不安を感じたときの「セルフケア法」を習得しておこう!

ディズニーを楽しむための安心材料として、セルフケアを習得しておくことも重要です。遊んでいるときに不安を感じても、その場でできるリラックス方法を取り入れことができれば、気持ちを落ち着かせやすくなります。

以下におすすめのセルフケア法をいくつかご紹介します。

深呼吸と腹式呼吸

腹式呼吸は、落ち着きを取り戻すための効果的な方法です。

まず、4秒かけてゆっくりと息を吸い込み、その後、4秒かけて吐き出します。この呼吸を繰り返すと、不安が和らぎやすくなります。特に人混みで不安を感じたときに試してみましょう!

5つの感覚法

自分の周りにある「5つのもの」に集中する方法です。

視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の5つに順番に注意を向けることで、頭がクリアになりやすく、緊張がほぐれます。

自分の「今」感じるものに意識を向けられるので、不安から一旦気持ちを切り離す効果が期待できます。

瞑想する

ゆっくりと深呼吸を行いながら感覚に意識を向けてみましょう。

目をつぶって背筋を伸ばし、ゆっくりと呼吸をしながら今聞えている音・お尻が椅子に触れている感覚・鼻をくすぐる匂いなどを感じます。

胸いっぱいに新鮮な空気を取り込んで、不安や嫌な気持ちを体の中から吐き出すイメージです。

これを数分繰り返すだけで、体のこわばりが取れて、リラックスした感覚になれるはずです。

お家で練習して、リラックス方を習得しておくとより安心できますよ!

無理をせずに楽しむ!ディズニーはいるだけで楽しい空間

不安障害を抱えていると、外出を避けることもあるでしょう。

そんな中でも「ディズニーに行きたい!」と前向きに考えられたことは、大きな一歩です!!

自分に拍手を送ってあげてくださいね!

行くまでは不安を感じたり、「本当に行けるかな?」とソワソワ悩むこともあると思います。

私も同じように、「行きたい・・・でも不安。。。でも行きたい」という葛藤を抱えていました。そして訪れる度に感じて、慣れるまでには相当な時間がかかりました。

「迷惑をかけたら・・・」と考えることもあるかもしれません。

でも、ディズニーはみんなが楽しんでいい場所ですし、キャストの皆さんはいろいろな方のサポートにも慣れています。具合が悪くなったら薬を飲んだり、救護室で休んだりすることも可能です。

前向きになれた気持ちを大切にして、事前準備を整えて、一歩踏み出してみてください。

笑顔あふれる1日が待っているはずです♪

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この記事を書いた人

パニック障害持ちのママ

ディズニー・首都圏の情報を発信中♪
知っているだけで外出の不安が一気に減る!
障害者ならではの視点で安心材料をお届けします♡

急に吐き気がしたり、外食ができなくなったり、
電車に乗るのが怖くなったり、ソワソワしたり。
今でも時々あるけど、寛解してきて楽しく生活中!

同じ症状に悩む人が、外出できるヒントになればうれしいです♡

強迫性障害・不安障害・過敏性腸症候群

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